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主にゲームと映画についての雑記。

FGOでよく出る鯖とその使い方のメモ ~☆3剣・弓・槍編~

 さて、前回に引き続き、初心者に向けてFGOでよく出てくるサーヴァントの使い方や強みをメモしていこうと思う。
 繰り返すようだが、あくまで個人的なメモとして書いておくので、ガチで効率を求める人はWikiなどを参照することを勧める。



もくじ

☆3のサーヴァントについて

 ☆3のサーヴァントはとにかく数が多く、紹介するにも紹介しきれない。これから紹介するのはごく一部である。

 とりあえず全体的な傾向としては、中程度のステータス値をもっていて、ゲーム始めたてのときは主砲として、中盤からはパーティーの中堅として戦っていくサーヴァントだ。しかし、この☆3のサーヴァントたちは最も個性や運用方法がバラバラなゾーンで、日本の携帯電話に匹敵するほどのガラパゴス化を見せている。活用するにはよく研究する事が重要だ。
 また、これは前回の記事でも書いたことだが、ステータスの伸び率ではどうしても上位のレアサーヴァントに負けるため、初心者の場合まずは持ってるレアサーヴァントの育成を重視した方がいい



セイバー


 セイバーというクラスはレア度がいくつでも、基本的にすべて優遇されていると言っていい。セイバーが出た場合、とりあえず何であれそれなりの活躍が見込めるだろう。全体的にステータス値がよく伸び、クラス補正もそのまま1.0倍率でダメージが出るので困ることはない。大事に育てよう。

ガイウス・ユリウス・カエサル

 強い。

 アーラシュといい、のっけからクソ強いサーヴァントを紹介すると後に紹介する鯖の説明が書きづらくなって困るんだが、強いもんは強いので強いと書くしかない。

 もし、キミが何かしらのイベントガチャとかピックアップで、誰かを本命として回してカエサルしか出てこなかった場合、一瞬がっかりするかもしれない。たぶん「なぜローマの小太りなオッサンが出てきたんだ」と肩を落とすだろう。
 だが、待ってほしい。キミは今から一時間ほど踊り狂ってもいいくらいの幸運に出会っているのだ。

 カエサル自身のステータス値は確かに平均的で、彼より上のレアサーヴァントを追い抜いたりはしない。それは事実だ。
 だが、逆に、ステータス値以外はとにかく狂っている。最初のスキルである[軍略]は味方の宝具を強化するもので、倍率自体は特筆すべきモノではないが、宝具だったらバンバン強化するので腐る場面がない。再臨を一回すると開放される[カリスマ]も「味方全体の攻撃力を上げる」という超ド直球のバフスキルである。使う場面で困ることがあるだろうか? いや、ないだろう。
 この二種のスキルがさっさと揃ってしまうのが実にヤバい

 「味方のバフ……、それにステータスも平均的?じゃあ、カエサルはサポート型のサーヴァントか」と思うだろう。違う。カエサル自身の宝具もおかしいんだ。彼の持っている宝具[黄の死(クロケア・モース)]は、パッと見Quickで威力が低そうだが、敵一体に対してアホみたいな火力を叩き出す。彼自身のクラススキルに与ダメージ増加の[神性]とQuickカードの性能が上がる[騎乗]が入っているからである。

 もし他のレアなセイバーが出たとしても、バフをつかってサポート出来るため、カエサルは完全なお役御免にはならない。FGOのキャラでありながら、FGOのシステムに対してガチ勢みたいなビルドのサーヴァントなのだ…。出たらぜひ育てよう。

フェルグス・マック・ロイ

 ガタイのよさから想像される通りの性能を持つ強靭なセイバー。乳首はマックロくない。

 スキルは自分を強化するものでまとまっており、自分で自分の能力をバカバカ上げまくって敵を殴り倒すという実にわかりやすい脳筋。ステータス値の伸びも良い。宝具は敵全体に攻撃しつつ防御力を下げるというもので、味方の宝具の前に並べて撃ってやったり、フェルグス自身のBusterにつなげたりすると優秀である。
 ただ一点、気をつけたいのは、[反骨の相]を使うと自分にかかる攻撃バフを弾きやすくなってしまうこと。他にバフを持っているサーヴァントが居るならそちらから先に使い、最後にこのスキルを使うなどちょっと注意が必要になる。

 実に強いセイバー。カエサルに勝るとも劣らない素晴らしいサーヴァントである。

アーチャー


 アーチャーのクラス補正は少しだけマイナスになっているが、全体的に高めのATKを持っているためそこまで気になることはない。特に気を遣うことなく普通に運用できるクラスのサーヴァント。

ダビデ

 気の狂った性能を持つ☆3アーチャー。俗称ダビデマン。おそらくイスラエル・ニンジャクランのアーチニンジャで他人様の脳天に問答無用で石をブチ当ててくるやべーやつ。巨人認定のガバガバさ具合にも定評がある。

 ステータスはごく平均的だが、彼の持つスキルは軒並みアタマがオカシイ性能をしており、たぶん最初から持っている[神の加護]の効果を見た時点で人によっては「おっイカれてるな」と思うかもしれない。だが、再臨して開放される[治癒の竪琴]のほうがさらにぶっ飛んでいるので安心してほしい。

 まず、[神の加護]からして防御力が上がってさらに体力まで回復するインチキくさいスキルだが、さらに[治癒の竪琴]は「味方全体を少し回復&精神デバフを解除&一回の回避状態を付与」というヤバいスキルになっている。コレがどのくらいおかしいスキルかというと、たとえば、「敵に向かって強力な宝具を撃とうとしたら、その瞬間いきなり敵全員が一回無敵になって当たらなかった」という理不尽な状況を想像してほしい。それをこちらの陣営でやるド外道ダビデである。しかも挙句の果てには味方全体の攻撃力を上昇させる[カリスマ]まで持つようになるので恐ろしい。ダビデはやるよ。かなりやる。
 宝具の方はそれほど強力というわけではないが、安定した高威力を持つBuster宝具であり、すごく痛そうな演出とあいまってダビデナチュラル・ボーン・サイコ野郎感をさらに引き上げている。性格はいいヤツなんだけどね。

 ただ欠点として、竪琴は強力なスキルではあるものの「一回限りの回避」なので、先に通常攻撃を喰らって回避を剥がされてから宝具を撃たれることもある。使ったからといって完全には安心できないというところがネックだ。必中がついている攻撃も当たってしまうので、相手によってはよく注意した方がいい。

 ちなみに、第三章をクリアすると固定でもらえるほか、フレンドポイント召喚から出てくることもある。

エウリュアレ

 ダビデがあまりにもヤバすぎるので霞んでしまいがちだが、限定的な状況下で鬼のような強さを誇るのがこのエウリュアレ。

 フレンドポイントの召喚でもわりと出てきやすいので、たぶん「最初に出会ったアーチャーがエウリュアレかアーラシュ」というマスターも結構いるだろう。同じフレポ召喚から出てくるアーラシュと比較すると、レアリティの差でステータスの伸び率に分があることと、特定の状況で活躍するところが異なっている。その特定の状況というのが「男性特攻」である。

 最初から持っている[吸血]はそこそこの確率で相手のチャージを下げ、NPを少し(未強化で18%くらい)獲得するスキルで、普段使いしやすい。[魅惑の美声]も中確率で男性の敵を魅了して行動不能にするため、使い勝手はまあまあ。ヤバいのは宝具である。
 宝具レベルを強化すればするほど男性へのダメージ倍率が上がり、相手がランサーでもない限りは徹底的に息の根を止めに行くという恐ろしいもの。彼女が男絶対殺すウーマンたる所以である。ついでに確率で魅了と攻撃力低下までくっつけていくので情け容赦がない。

 このような特徴から、「序盤で手に入りやすいのに使い所を選ぶ」というサーヴァントとなっているが、基礎的なステータスは悪くないので「単純に殴るためのアーチャー」として起用するのには特に問題ない。優先度は低めだが、もしアーチャーが他に居なければ、彼女を育てておいてもあとで無駄になることはない。

ランサー


 ここに所属するサーヴァントはたいてい回避スキルや防御力アップスキルを持っており、安定した立ち回りができるのが特徴。ちなみにクラス補正が僅かにプラスでかかっており、表示されているATKより少し高い攻撃力を持っている。

クー・フーリン

 突出して強いというわけではないが、もっとも平均的でランサーらしい特徴を持ったランサー。フレポ召喚からも出てくるのでそれなりに手に入れやすい。

 最初から持っている[戦闘続行]は一度倒れても復活することができるというもので、敵の宝具発動にあわせて使うとちょうど倒れて復活することができるなど、うまくやり過ごすことが出来る便利スキル。さらに[矢避けの加護]は一度使うと三回まで攻撃を回避できるというもので、敵に攻撃されない限りはそのまま回避効果が残り続けるというこれまた超便利スキル。非常に生き残りやすいランサーとなっている。宝具もまれに敵を即死させる強力なもの。

 ただ、弱点として「回避はバフのひとつ」という判定になっていることが挙げられる。いくら回避回数が残っていても、敵からのバフ解除をくらってしまうと残りの回避が問答無用で剥がされてしまうので、めったにないことだがそういった状況では注意が必要になる。

ロムルス

 ローマを作ったローマおじさん。あまりにもローマローマ言うのでそういうSCPか何かに見えるかもしれないが、相手の全てを自分の都合のいいローマに変換した上で優しく受け止めるという、なんかある意味凄い漢。

 ステータス値が良いので単純な攻撃力もまずまずだが、やはりスキルの体力回復効果が目を引く。はじめから持っている[天性の肉体]に回復効果があるうえ、再臨一段回目で手に入る[皇帝特権]にも回復がつくので、育成序盤からとても堅実に耐え忍ぶことが出来る。宝具も敵全体に攻撃した直後から3ターンの間味方の攻撃力を上げるというもので、チェインさせるとき最初の一枚に選べば後続の二枚の攻撃力も上がるなど、味方にバフをつける能力も備わっているのが優秀。

 こちらもフレンドポイント召喚から出てくるので、育てれば序盤を支えるランサーとして素晴らしい働きをしてくれるだろう。


…といったところだろうか。

 数が多くて書き続けると長いので、ひとまず剣・弓・槍について説明したここまででいったん区切ろうとおもう。
 他のクラスについてはまた別の記事として書いておきます。では。