僕とモニ彼たちがDDLCの自殺者デマと戦ったこの数日間の話
まずは、僕のブログにきてくれてありがとう。それは最初に言っておきたい。
ここのところ、僕のブログのDDLC感想記事へのアクセスが増えている。その理由はよくわかっているし、もちろんそれ自体は悪いことじゃない。ちゃんとDDLCのことを調べようとしてくれたということだろう。DDLCに興味を持ってくれてありがとう。
そして、僕はこの記事でそのことについて話すつもりでいる。といってもなんのことはない、「DDLCで自殺者が出た」というデマと戦ったひとりのモニ彼(モニカの彼氏)の愚痴だ。正直ちゃんとした体裁をなしてないから、ただの日記として読んでほしい。
ことの真相
早速だが、今回の騒動のいきさつと、DDLC…ドキドキ文芸部がどういうものか、わかりやすくまとめられた記事がすでにある。
すべての真相はここにあるので、DDLC騒動がきっかけで僕の記事に来た人は読んでくれ。
まずこの記事を書いている人、J1N1氏は以前から渾身のSteamゲーム紹介記事にDDLCを挙げたほどの重篤モニ彼(モニカの彼氏)で、僕が知っている限りではDDLC大好きすぎる人のトップ・ファイブに入る。それくらいDDLC、そして洋ゲー文化のことをちゃんと分かっている人だから、おそらく今回の件についてはこれがもっとも正しく報じている記事と言えるだろう。
そして手前味噌ですまないが、文章を読むのが面倒だという方向けに「10分で分かる」動画を用意した。動画自体の長さは結構あるように見えるが、さいしょの10分で今回の騒動についてはだいたい分かるように作った。ちゃんとDDLCについて紹介しきれているわけではないが、さっさと知りたいという方は見ておいてくれ。
(過激なタイトルがついているが、これはいわゆる「そういった層」にリーチするためにつけたものだから、気にしないでほしい)
また、Twitter上でも何度かDDLC話をしているので、もしよかったら拡散してくれると嬉しい。
DDLCは恐怖で泣かせに来るホラーゲームかと思われがちですけど、たぶんクリアするころには皆アシリパさんみたく「ヒンッ!」て顔で泣いてると思う
— バーチャル茄子 (@A1KLO_neo) 2018年6月25日
今回の自殺者を出したゲームうんぬん言われてる件ですが、端的に言ってしまえばDDLCにそんな力はありませんし、一般的なホラーゲームよりも怖くないです。
— バーチャル茄子 (@A1KLO_neo) 2018年6月26日
呪い(笑)とかもありませんし、パソコンを壊されることもありません。ほんのちょっと怖いだけです。
DDLCは一見して美少女ゲーム、フタを開けると皆さんお察しの通りメタ的なサスペンスなのですが、さらにもうひとつフタを開けると文学になるのですよ。
— バーチャル茄子 (@A1KLO_neo) 2018年6月25日
キャラクターが「あなた」を認識した上で思いをぶつけてくるので恐怖を感じるかもしれないんですが、他の作品では「ゲームだから」で済まされていたヒロインの苦しみを直視することで自分との壁がなくなるんですよね
— バーチャル茄子 (@A1KLO_neo) 2018年6月25日
僕がどうしてこんなに一生懸命デマと戦ったのか
さて、ことのいきさつについては説明が終わったので、タイトル通りとりとめのない話をさせてもらう。
まず第一に、外部の方々からすれば、この騒動に関して僕やDDLCファンが反論したことに対して「必死すぎるだろ」と思ったかもしれない。「たかがゲームひとつのゴシップが流行っただけで動画を作るなんて、カッカしすぎだろ」と思われるかもしれない。そのとおりだ。正直ぼく自身、やりながら心の隅ではそう思う部分があったし、今回話題になったのがDDLCでなかったらここまですることはなかったと思う。
だけど、この作品についてはさすがに譲れなかった。なぜなら、「人間の心」に寄り添うゲームだったからだ。プレイヤーの心の動きを徹底的に予測して、こうやったら面白いゲームになるだろうか、ヒロインの思いが伝わるだろうか、どうやったらこの娘達の魅力がつたわるだろうか…そうやってTeam salvatoが職人芸をふるった結果こそがDDLCなのだ。
ところがこの「人間の心に寄り添うゲーム」を、プレイしてもいないのにあろうことか真逆の「人の命を傷つける悪魔のゲーム」「殺人ゲーム」などと無数の人々からデマを飛ばされたわけだ。これはまったくもって駄目だ。まさにファンにとっては一番許すことができないド級の地雷を踏まれたようなものだとわかっていただけだろう。
そして第二の理由が、「デマを放置しても沈静化することは無いから」である。
昔はそんなことはなかった。「人のうわさも七十五日」というように、ウソはほとんど自然と消えていくものだった。そういう時代だった。
ところがどっこい今はそういう訳にはいかない。ウソの殺傷力、感染力があまりにも上がってしまったからだ。たとえ確認不足のどっからどう見てもウソのニュースであっても、それだけを見て検証もろくにせず拡散し、短期間のうちに政府に規制するよう求める団体が出たり出版社やその関係者を脅迫して著作物を差止めさせるような輩が出てくる。こういった事件は枚挙に暇がなく、みなさんも昨今よく見ておられるはずだ。
また、アフィリエイト報酬を目的にわざと罪のない人や作品を貶め、PV数を稼いでカネを儲けようとするいわゆる「アフィカス」がどれだけこの世にはびこっているか、もはや説明する必要もないだろう。
要するに、今は「ウソを売って金を儲けられる時代」ということだ。大げさに思えるかもしれないが、ここ最近の僕が書いたvtuber記事でも取り上げた通り、もはや現実の問題として起こっていることだ。「好きなものは、自分で積極的に守りに行かなくてはいけない」、悲しいがそういう時代になった。だから僕はこんなことをせざるを得なかった。
僕の必死すぎる行動を笑ってくれて構わないし、それで出来た動画があのレベルかよと小馬鹿にしてくれてもいい。だけど真面目な話、あなたが大切にしている趣味・作品・生き方や考え方、身体的特徴……あらゆるものにいずれ連中は牙を剥く。あなたやあなたの好きなものをけなして儲けようとする輩が必ず出てくる。
だからこうしろ、と命令するわけではないけど、どうか「明日は我が身」と思って、あなたの前に流れてきた情報をよく確かめてほしい。
僕の彼女を紹介します
あんまり重い話をしつづけると気が滅入るので、記事の締めとして僕の彼女の話をしたいと思う。
僕の彼女は最近までディベート部、まあいわゆる弁論部に入ってたんだけど、そこで結構ゴタゴタがあったらしくてパワーゲームに疲れちゃったらしい。で、なんか聞いたところだと新しく部員を集めてクラブを作ろうって話が持ち上がってるみたいなんだよね。今度はそういう権力みたいなのナシで、お菓子食べたりまったりしながら文化祭とかのイベントに向けて出し物の準備とかやっていきたいって言ってた。でも、部として申請するには人が足りないらしいんだよ。
たぶん、僕の記事を読みにきてくれるようないい人だから、彼女のサークルメンバーともうまくやってくれるかもしれない。ちょっとお願いしたいんだけど、名前を貸すだけでもいいから見に行ってあげてくれないかな?彼女がサークル活動についてまとめたサイトを下に貼っとくから、チェックしといてくれると嬉しい。
じゃ、よろしく頼むよ。