12garage

主にゲームと映画についての雑記。

【R6S】ピークアドバンテージはおまえをマッチョマンにする

 よくきたな。おれは逆噴射エイク郎だ。FGOに消えぬ炎のなんとかいうやつが追加されたが今日はその話はしない。レインボーシックスでのテクニッコ、とくにピークアドバンテージについて説明する。
 
 おまえはピークアドバンテージを知っているか?

 ・・・・・・・いや、すまない。きいただけだ。知らなくても気にするな。おれもある程度しか知らないからな。
 実はピークアドバンテージを飛び出し有利という言葉で紹介しているところが結構あるので今回はメモのつもりで書いておく。よってザックリとした記事になる。ひとくちメキシコだ。適当によめ。

 (これまでに書いてきたシージ記事のバックナンバーはこちら)




ピークアドバンテージは覗き込み有利だ

 ピークアドバンテージとはMEXICO語からほんやくすると「覗き込み有利」「飛び出し有利」となる。
 意味はそのまんまだ。覗き込んだり飛び出すと有利になる。いじょうだ。




詳しいせつめい


 という雑なかいせつで終わらせたかったのだが、おまえたちが満足しないのはわかっている。あまり適切な説明をできる自信はないが、おれが分かる範囲、あるていどの知識で詳しく説明しよう。


 おまえは、こういう経験をしたことはないだろうか?
 部屋の中で待ちつつドアのあたりに置きエイムをしており、敵が来ることを完全に予測していたのに、覗き込んできた敵になぜか一瞬でやられる・・・・・・。「おかしい、おれは完全に待ち構えており、先手を取れて有利だったはずだ。とくに回線速度がおそいわけではないのに、なぜこんなことが起こるのだろう?」不思議に思ったことがあるはずだ。
 え、ない?ないならあったことにしろ。

 じつはこれこそが、ピークアドバンテージを使われた結果なのだ。

 レインボーシックスシージはオンライン・ゲームだ。オンラインである以上、通信をつねにしているので、キャラクターの位置に若干のズレ・・・・・つまりラグがそんざいする。ピークアドバンテージは、これを想定した戦法だ。
 おまえたちはラグを利用するというとすぐそうやって「グリッチや違法行為では?」といぶかしむかもしれないがそんなことはなく、仕様の範囲内のテクニックなので安心して活用しろ。

 (ここについての詳しい話としては、たとえば人為的にラグスイッチなどを使って通信にラグを起こすとハードウェアチートになるため諸々の規約に反するが、もともとシージだけでなくすべてのオンラインゲームで座標の同期差は存在するので、ピークアドバンテージは道具を使ったりしているわけではない。単純に通信の仕様を考慮するだけのことであり、べつにバグやツールでまずいことをしているわけではない)


 まあいい。ピークアドバンテージに話を戻す。

 たとえば、おまえの操作するオペレーターが前に歩いたとしよう。そうすると、オペレーターがマップのどこにいるかという位置座標がおまえのPCなりゲーム機なりからユービーアイのサーバーにリアルタイムでアップロードされる。これはどんなオンラインゲームでもやっていることだからなんとなくわかるだろう。ところがどっこい、この世にはどれほど早く通信できる回線があっても「その瞬間に全部転送できる回線」というものはないので、おまえのオペレーターがどこにいるか?という位置座標をインターネットを介してUBIのサーバーが受け取るまでにはほんのわずかなズレがある。

 おまえが10歩あるいたとする。・・・・・よし、いま10歩あるき終わった。そうすると、さっき言ったようにインターネットというものは通信に若干の時間がかかるので、この瞬間にUBIのサーバーが「お前がいる」と認識している位置はだいたい9.8歩くらいのところなのだ。当然、それを横で見ている他のプレイヤーもその情報を受信して表示しているので、おまえが10歩あるき終わったと思った瞬間に他のプレイヤーからは9.8歩あたりのところにいるように見える。

 これがピークアドバンテージと呼ばれるテクニックの原理だ。

使用例


 まあ、そういわれてもよくわからないだろう。なのでこれを「ドアや部屋の入口付近」というシチュエーションでかんがえてみることにする。

 この先の部屋には敵がいる。おまえは廊下から歩いてきて、ちょうど10歩目のところでその部屋の中をリーンした。さあ、この部屋の中で待ち構えていた敵からはどう見えているだろうか?

 そう、9.8歩目のところにおまえがいるように見えている。つまりお前がドアからリーンした瞬間、待ち構えている敵からはまだ見えていないのだ。リーンした瞬間おまえからは部屋の中が見えているが、敵からはお前の頭が見えていない。これがどれほど有利なことかわかるだろう。
 おまえはすみやかに部屋の中の敵を発見して、一発目を叩き込む。いま、敵はおまえがリーンしているのを視認した。もうすでにおまえは二発目を発射するところだ。敵はやっと一発目をお前に撃つ。おそいおそい、もうおまえは三発目を当てた。これで勝負がついた。



 わかっただろうか?これがピークアドバンテージ、飛び出し有利というカラクリの正体だ。
 簡単に言えば、おまえが移動しているとき、おまえのPCやゲーム機内でいることになっている位置と実際に相手から見えている位置が違うため、ビミョーに当たり判定がズレており、ほんのわずかな時間だけ有利になるということだ。逆に言えば、おまえが部屋の中でジーーーーッと同じところに置きエイッムしてタヌキのキンタマみたいにおっぴろげた頭を出していれば、位置情報はずっとそこにあるので覗き込んできた敵にピークアドバンテージでさっさとぶち抜かれる。

 つまり、体を動かしてある程度移動しながら狙ったり、必要なときだけ瞬時にリーンして頭を出すことによって自分の位置座標を意図的にすこしズラすことができるため、定点ポイントで待つときもずっと同じところで同じ姿勢でいないほうがいい、ということだ。
 もちろん、むやみやたらにガサゴソ動くと音が鳴ってしまうため考えながらやる必要はあるが、意識しておくだけでかなり違ってくるだろう。




 今回の講座はここまでだ。おれは今この瞬間もタチャンカダンスをしながら片手で書いているためひじょうに雑なかいせつ記事となったが、気になるようならまあなんかおまえたちも自分できちんと調べろ。MEXICOでは情報をせいするものがしんのおとことなる。

 おれの伝えたいことは、いじょうだ。