12garage

主にゲームと映画についての雑記。

推しを心配するなら陰謀論ぶん投げて推しの配信を見ろ

 あまりこういう記事は書くべきではないし、こういう引用も晒しじみていてネチネチして暗いのであまりしたくないのだが、書いておく。
 最近こういった「曖昧な情報に立脚して、"私は心配なんだよ!""私は業界を変えていきたいんだよ!"という錦の御旗を掲げて斬っていこうとする」輩がめちゃくちゃ多い上に、あまつさえライバーのアカウントにリプライぶら下げて論争やってるやつまでいる始末なので、そこを含めて書く。

 これは、ある記事の曖昧さや仕組まれた陥穽について言及させていただくと同時に、「心配」の名のもとに当の推しの足を引っ張り続ける現状に疑問を呈す記事である。

 記事の中で、鳴神裁およびいくつかの不愉快な文言に関する言及があり、この記事自体もかなり長くなっているので、最初から最後まで読むかは各々方におまかせする。私が主張したいお気持ち表明はまとめに置いておくので、そこだけ読んでいただいても結構である。



もくじ


「当たり前」を理解してから検証してください


 さて、今回メインとして言及させていただく記事がこちらである。


note.com

 まず、いくつか申し上げたいことはあるのだが、どうしてこのようなデリケートな時期に不確かな情報で犯人探しのような記事を書き、あまつさえ対象を絞り込んでライバーを晒し上げるような真似をして引っ掻き回すのか、理解に苦しむ。そもそも「内通者」がいるかどうかもわからない。

 記事中の投稿動画でも「にじさんじが好きなファン」を称されているご自身も多分にデリケートな内容を含む旨を自認しているし、ちょうど要らぬ苦労をしている委員長も「わたくしを信じてほしい」と言った折である。それなのになぜ、今この時期に、曖昧でソースを出さない鳴神裁の情報をもとに御高説を垂れるのか。さらにこれもこの筆者氏の過去の記事でも言われていることだが、たとえネットだからといっても信用を損ねたり道義的によろしくないことをやって良いわけがない。TPOをわきまえることは社会人として当たり前のことである。報道精神気取りなのだろうか?それとも名前にピューリッツァー賞を冠しているから、眼前のハゲワシと少女の構図はちょうどよかったのだろうか。
 また記事の中で「事実」という言葉をよく使われているが、この記事は邪推の塊に過ぎない。百歩譲って推察の及第点といったところだ。真実などないどころか当該記事に事実などなく、検証でもない。


"どこから情報を集めたのか。どのような情報を使ったのか。"について

 ここからは当該記事の各節にある矛盾や証拠の甘い部分ついて、その部分ごとに指摘していく。

 動画を見て、鳴神裁くんから情報が渡ったのかもしれないと思い観念して、自分から名乗り出て謝罪か説明をするライバーが万が一出てこないかと思った。結果としては、出てこなかった。
 もちろん、情報収集の目的もあったが、筆者は過去に、ニコニコ動画にどのような人間がコメントを書き込んでいるのかを調べて把握している。


 ここにまず、この記事全体の説得力を不安定にする決めつけがある。
 まず鳴神裁の製作・配信する動画は「リーク者がおり、そのリーク者が出した情報をもとに動画を作っている」という体裁である。ここについては昨今話題にもなっているので、大百科や鳴神裁自身の動画をご確認いただければと思う。
 しかしこのリーク者が、そもそも本当に居るか居ないかという点からしてまず疑わしい。それを確かめるためにリスナーからもマシュマロ・コメント等で情報ソースの問い合わせをしているが、「ソースを見たいの?なんで?見たいだけでしょ?当たり前だろみたいに言ってくるのキモイんだけど。ただ見たいだけだろ?それせめて、見たいっていいな?恥ずかしいよ(嘲笑)」とはぐらかすばかりでなにひとつ答えていないため、まず鳴神裁にリークした存在がいるいうこと自体が怪しく、いたとしてにじさんじ内の内通者かもわからず、鳴神裁の自作自演・ただの事実無根を関係者を装い投稿されているだけという疑いも拭い去れない。不確定要素が多すぎる。

 リークが「事実」(当該記事にならいこのように表現させていただく)なら、「名前やアドレスは明かせないが、このような文面です」という一端を見せることくらいはできるはずで、それすらもないのが問題なのである。

 どちらが真実を言っているかわからないので中立を気取ってどっちもどっち(所謂DD論)に染まっておられるのだろうが、こと告発ともいえる今回の事例についてはどちらの証拠も精査するという姿勢こそが中立なのであり、曖昧模糊で執拗に証拠の欠片も出さない鳴神裁サイドをこじつけで信じようとしている筆者氏のスタイルは不思議そのものである。
 これでは「何に担保されてるかわからんので妄言か証拠かどうかも曖昧だけど、中立だからその証拠信じるわ!」など言い出しているのと同じことだ。こんなものを「事実」とおっしゃるのはずいぶんゆるいジャーナリズム観をしている。出された証拠ならそのへんの石でも何でも信じるのだろう。

 付け加えて言うなら、鳴神裁の発端となった5月24日の動画でも具体的なライバーの利益の取り分を5%と致命的に誤っている点で、リーク者がいたとしても情報の精度が甘々すぎて信じられる要素が虚無である。他人を告発したり腐敗を変えようと物申すなら、言質なり正確な資料なりを持ってくるのが(当該ブログ流に言うなら)社会人の常識である。

 それができていない時点で鳴神裁に情報源としての価値はなく、そんな不安定なマボロシの上に立脚して何かを論じても足元が崩れ続けるのは明白である。「リーク者がいたら」というたらればに「検証」を重ねたところでただの妄想にすぎないし、「自分から名乗り出て謝罪か説明をするライバー」など万が一にも出てこない

このような関係の中で、筆者がまず、正しいと言える「事実」だなと判断したものがある。
それが、「いちから社の声明文」である。
なぜなら、法律上、正しいからだ。好きだから信じるとか嫌いだから信じないとか推しているから信じるとか推していないから信じないとかの主観はなく、法律という誰から見ても分かる客観的なものに反していないから、「確からしい事実」として、筆者は判断した。


 そのあたりを踏まえると、記事冒頭の断りとおっしゃっていることがだいぶ矛盾するように思えるが…。先程から前提とされている「鳴神裁にリークした内通者がいる」というのは、誰から見ても分かる客観的なものに沿った事実なのだろうか?
 いや、このあともライバー名を出して内通者探しなどという大胆な行動に出られているため、筆者氏はそう思われているのだろう。なにせよその誰か様を曖昧な情報をもとにデマを流した内通者呼ばわりなどしてまったら誹謗中傷もいいところである!「検証」などと銘打たれている方がそんなガバガバなことをするはずがない。私が疲れているだけなのかもしれない。


"第1 情報提供者は外部か内部か。"について


 この項の前半部分については、概ね間違っていたりおかしな点はない。だが


したがって、外部は「SMEがいちから社を乗っ取っている」という話しをある程度の証拠に基づいて話すことができない以上、「にじさんじ崩壊」と銘打った動画を鳴神裁くんが作るとは通常は考えられないから、情報提供者は外部の人間ではない。
 よって、情報提供者は内部である。
 内部にはいちから社員と、にじさんじプロジェクトライバーがいる。
 この点、株式会社社員になるのだから株式会社に関する知識をいちから社員は知っている。
 したがって、いちから社員は情報提供者ではない。
 よって、情報提供者はにじさんじプロジェクトライバーである。

 コレガワカラナイ。どういうことなんだってばよ……

 書いてある内容は理解できる。要約すると、「鳴神裁が仮にいちからに訴えられたとしても、法廷の場ですべてを話すことでいちからにダメージを与えらえる確たる情報を握っているから動画を作ったのであり、そうであれば内通者がいる。内通者がいるとすれば法律がわかっているいちからの社員ではないから、ライバーが怪しい」という図式である。

 大先輩のガバガバアナルグラムくらい支離滅裂なのでどこからつっこめばいいのかわからないが、まずこれは鳴神裁が必ず確たる情報を握っているという前提で組み立てられた説である。
 もちろん先に申し上げたとおり、鳴神裁が高らかに唱えた情報は取り分5%と50%で間違えるMVP級の縦割れガバガバリークである。リーク(漏れ)だからこそいろいろガバガバなのかもしれねえな。
 50%という数字は当該記事の筆者も言う通り法的に根拠が強く、守るべき資産がある企業が自社の名前を担保にして公表に踏み切った情報である。なのに当該記事の筆者的には、この50%という強い数字はあるが5%という不思議な数字を持ってくる内通者がいるので鳴神は裁判でいちからと痛み分けにできると言っているらしい。スパロボの90%だって信用できない世の中だというのに……。


 自分で「法律上正しい」としたいちからの声明文をひっくり返したり、だいぶ、筆者氏の論理的思考能力が疑わしいと言わざるを得ない。


"第2 情報提供者ではないと明らかに考えられるにじさんじプロジェクトライバーの除外"について

 ここからはガバガバさが加速度的に飛躍していくので特にガバなところを引用する。

したがって、情報提供者には以下のような特徴があると言える。
・「分からない単語があっても調べないか、調べても理解できるほどの知識がなく、一般常識的な判断ができない」
そこで、この特徴に当てはまらないライバー、つまり『社会一般常識や知識があるライバー』を除いていく。

この25名は、分からない単語があったらそれを“適切に”調べて、“適切に”理解できる社会一般常識や知識があるからだ。
『加賀美ハヤト』も社会一般常識や知識がある。加賀美ハヤトと関わりが深い『夜見れな』『葉加瀬深雪』の3名が次いで除外される。


 主観100%の格付けチェックをいきなり始めないでほしい。

 仮に、百歩譲って、時空がねじれ曲がり不思議なことが起こって内通者が実在したという仮定を置くとしよう。世間には金で内部の情報を売ったり適当なデマを書いてPVを稼ぐ輩もいるが、「一般常識があれば内通者などしない」という曖昧模糊な基準も良しとしよう。
 ではその一般常識があるかないかの選定基準はどこからスポーンしたのだろう??なんかデータとかあるんですか??あと「関わりが深い」で除外されるのはなぜ??????
 エンジニアにコネがあればそいつもパソコンに強いのでコンピュータウィルスにやられない並の暴論が降って湧いてきたので私は驚いている。


 そしてまだ主観としか言えない格付けチェックは続く…。

 この点、そもそも失礼だが、椎名唯華さんには移籍を考えて決断できるほど頭はない。にじさんじの現状とホライブの現状を比較して、どちらが優位で、移籍することにメリットがあるかどうかという打算的な考えは持たないことは、過去のエピソードにある。


この3点から、椎名唯華とホロライブに移籍を考えていたライバーは「笹木咲」であると考えられる。笹木咲は椎名唯華と違い、再生数を伸ばすためにはコラボでは枠を減らすといいと椎名唯華にアドバイスする程度には打算的な考えを持っていることが、椎名唯華の話しから語られたことがある。椎名唯華に移籍を決意させることができるくらいに、影響力も強い。椎名唯華の「彼氏バレ」前は、運営や会社への不満や不和を匂わせて、活動頻度を下げていたが、「彼氏バレ」後は、極端に活動頻度が上がっている。
 これら3点から、「笹木咲」のほかには考えられない。


 そう、おっしゃるとおり、大変失礼である。特に椎名唯華にアドバイスしただけのことを「打算的な考え」と称するのも大概失礼である。
 同じライバー間でのアドバイスや会話を、打算だとか影響力があるなど称するのはもはや居間でテレビ見てるおっさんの独り言ではないだろうか…。おっさんの独り言なら結構だが、仮にも「検証」と称して杜撰に杜撰を重ねた印象論を展開するのは、率直に言って見苦しい。  


"第3 情報提供者になり得ないにじさんじプロジェクトライバーの除外"について


 のっけからまた鳴神裁の発言を引用して乗っかっているので呆れているが、そこは飛ばしてこの節を見る。

 筆者はこの時点で、動画を作ってニコニコ動画に投稿をした。ニコニコ動画の情報は信ぴょう性がないものと扱うのが社会一般的な判断である。ニコニコ動画を見ているライバーは数多く、ことさら、今回の騒動の様子は気にしているはずである。動画が話題になって猜疑心が生まれていると“情報提供者のうちの1人”が鳴神裁くんに話すくらいには、気にしているはずである。
動画投稿後も変わりなく鳴神裁くんをフォローし続けている、『フミ』が除外される。


 他者の行動に「はず」を使ってあたかもそうしたかのように言うあたり、降霊術を行っておられる。

 更に申し上げれば、動画が話題になって猜疑心が生まれているのではなく、筆者氏のような曖昧な根拠でもって公式発表をないがしろにし、委員長に嘘を嘘と見抜けない人でないとうんちゃらかんちゃらとまで諌められているのにまだ下衆の勘繰りを続けられている耳の遠い方々が猜疑心を煽ろうとせっせと頑張っているのであるが、そのあたり委員長の言葉が聞こえていなさそうである。にじさんじファンを自称なさるにしては、ずいぶん推しに対してお耳が遠い。


 そして、一部では金額と割合を間違えたという指摘がある。この指摘が正しいかはまだ検証が済んでいない。指摘した人物にどこから持ってきたのか確認をしている途中である。
 しかし、筆者の記憶では、確かに、過去、金額が数えられなかったことを話したライバーがいる。


 50%と5%を間違えたのは内通者が数字に弱いからソイツじゃね説が飛び出てきた。なにもかもグラグラガタガタで、「検証が済んでいない」と仰っているのに犯人のアタリを匂わせてくるとは恐れ入る。
 しかも「一部では」という、亜空間から飛び出してきた指摘も無理筋ポイントが高い。どの界隈での指摘なのだろうか。これがWikipediaならすかさず [どこ?] のテンプレを貼っ付けられる。ここまで来ると流石のお点前である。
 内通者はコイツかもなどという匂わせをやっておいて、その根拠は検証が済んでいないなどと言い逃れるあたり鳴神裁と同等の無責任さであるが、「検証」とおっしゃっているので確かなことなのだろう。筆者氏のご想像の中では。


 人は悪いことを悪いと思いながらやること少ない。例えが極端だが、犯罪の多くは犯罪をやろうとしてやっているわけではない。犯罪をやろうとして犯罪をやるのは反社会的団体くらいなものであり、多くは、感情的になってしまったとか、自分が正しいと思っていたりだとかする。


 それに関してはそう思う。この記事でもっとも納得した言葉である。
 ぜひ、こういった企業活動をされているタレントさんの信用を傷つけるような記事を、勢いで乱雑に書きたくなったときご自身に向けてほしい。


"感想"について


まず、本記事を最初に公開したとき(5月30日朝方)、後半部分がかなり乱雑になってしまったことを謝罪したい。(中略)それは面倒だと思い焦って急いで、放り込んだ。  この点は、申し訳ない。その時点でコメントを寄せていただいた方、まだ、マシュマロは見ていないが恐らく意見が来ているとものと思われる。申し訳ないが、この記事が公開される5月30日23:00以降のものに返答などをできたら、したいし、修正部分があれば、修正を加えたりする。

 では、そもそも笹木咲と椎名唯華はなぜ、ホロライブに移籍を考えたのか。
 この点、筆者は、この2人、特に、笹木咲は中途半端にすさまじいバカだと思っている。長文は読めないし、文章は読まない。椎名唯華も同様である。この2人は、Twitterでよく見る「デマ」に流されやすい人たちと同レベルだと思っている。常識的に考えれば、SME伊藤忠商事が乗っ取るわけがないし、それなら、田角陸に話しを聞くなりなんなりすればいいだけの話しだ。しかし、それでも理解できるほどの頭がないのだろう。しかし、ネットにはびこる噂を信じて勝手に疑心暗鬼になって、勝手に不信感を募らせて、バカみたいに悩み出したのだろう。
 いちから社との契約書もまともに読んでいないことも考えられる。恐らく読んでいない。理解していない。そもそもホロライブに移籍すること自体が、滑稽である。ホロライブには、にじさんじより、異性との関わりに厳しい目で見ているファンが数多くいる。ネットで彼氏と配信して彼氏バレするようなライバーが、ホロライブでやれるわけもなく、声でバレるほどに声が特徴的なのも自覚していなくて、にじさんじの裏切り者と罵られそうな2人と配信で絡もうとするのは避けたいとホロライブのライバーは考えるはずだ。(中略)鳴神裁くんに負けないように、とスクラムを組む。レベルが低すぎる。地元愛溢れる田舎のヤンキーと同レベルの思考と結束力だ。もう少し、大人になったほうがいい。
 結局、月ノ美兎さんは関係がなかったわけだ。関係がない人に迷惑をかけた、この点、ヤンキー風に言えば、「どう落とし前をつけるのか」見ものである。
 また、黙って配信頻度を上げて、トンズラだろうか。邪魔でしかないし、滑稽だ。ファンを裏切り、にじさんじを裏切り、それでいてメンバーシップ代は受け取る。
 それで『バカ』ゆえに、物事が理解できず、勝手に疑心暗鬼になって群れて騒いで迷惑をかける。恰好が悪い。コンビニの前でたむろしていなさい。

そして同じことをもう1度繰り返すだろう。『バカ』は学習力がないからである。事実2回目だ。もう1度、騒ぎを起こす。



 ここについては、引用するか悩んだ。正直やめておいて、読みたい人にだけ原文を読んでもらおうかと思った。だけれど、このあとのまとめにも繋がる話なので載せた。私がこのクソ長い追及記事を書くきっかけの節でもあったので、申し訳ないが載せる。

 曖昧な根拠で、色々と想像する。そこまではいい。人は誰でも頭の中で考える自由がある。でもそれを「検証」と称してもっともらしく発表し、ソースの不確かな情報を「事実」と担ぎ上げるのはまずいこと。挙句の果てには、勝手に内通者だの、裏切り者だのと名前をあげつらい、本人がそうかどうかもわからないことに関して「恐らく」「考えられる」などのイタコワードを連発した末にバカなどと扱き下ろす


 この方には、正しい情報をもってくるリサーチ力がない。論理的思考力もなければ、社会的責任もないし、時節をわきまえるTPOもなく他者の気持ちを想像する能力もない。ネットにはびこる噂を信じて勝手に疑心暗鬼になって、勝手に不信感を募らせてこれをお書きになったあなたには、欠けているものがとても多い。
 率直に言わせていただくと、当該記事は何も検証していないし、当該記事で明らかになることも正されることも何一つとしてなく、むしろ不正確な情報によって騒いで迷惑をかける、恰好が悪い記事でしかないというのが私の結論である。



まとめ

 まず…。

 まとめで「まず」という切り出し方もおかしいが、非常に長い記事になったのでまとめだけ読んで理解していただけるよう、まずで切り出させていただく。

 まず、私は今回の鳴神裁の動画が出て、にじさんじの声明が出た時点で少し思うところがあり、記事にまとめようかと少し考えていた。
 その内容は、まあ正直にじさんじファンに向けて私のお気持ち表明をするようなしょーもないものであった。なので、その程度でわだかまっていることをわざわざ書くべきではないと考えてお蔵入りにしようと考えていた。
 しかしながら、今回言及したような記事を見て、書くべきだと思った。無論、読者の方には「こんなんアンチが騙りで書いてる煽り記事だろ。マジレスする必要ねーじゃん」と思った人も居ただろう。まさにそうである。そうなのだが、たとえそんなしょうもないアンチの煽り記事にしか見えない低いレベルの記事だろうが信じ込む人がいるということを意識して書いた。


 わざわざなんでそんなことを、と言われるだろう。それはこういうわけである。「今現在ネットを使っているメイン層は正しいことを調べに行くことが難しく、リテラシーが会得しづらい」
 別に馬鹿にしているわけではなく、本当にそうなのだ。

 私事ですまないが、ひとつ、こういうことがあった。DDLCという私の推しのゲームで「自殺者を出したゲームだという悪評をアフィカスが書き立て、それをオタクたちが鵜呑みにしかけた」事件があった。事の真相は「海外の"青い鯨"をやって自殺した少年のPCにDDLCがインストールされていたのを、家族が発見してそれのせいだとした」といういい加減なニュースを日本のアフィカスがソースも明記せず適当に転載したからだが、オタクたちにはそれを信じてしまった者が結構居た。ふだん「ゲームが人を暴力的にするなんて安直だ!科学的根拠がない!」などと憤っているオタクが「ホラー要素があるゲームなら人を殺せるかも…」などとコロッと言い出したのである。呆れたが、「他人の知力と情報収集力をアテにして自然にデマが収まるのを待っても、デマの燃料を投入するやつがいる現代だとそううまくは転ばない」と学んだ。人の噂も七十五日とは言うが、今この時代はそうではない。だから、どの程度効果があったかわからないが、記事を書いたり動画を作ってできることをした。それがDDLCを私に届けてくれたTeam Salvatoへの恩返しになるかと思って、微力ながらやらせてもらった。
   


 今回こんな記事を書いたのも、それと同じ理由である。委員長にデートと称して獄中の詩子お姉さんの面会に連れて行かれたり、得体の知れないきぐるみの怪人物がついにはCMに出たり、そういう恩に報い…… 恩かな?……わかんねえわ…わかんねえけど恩だと思うことにしたので、やれることをやろうとした次第である。

 ただ、ひとつ言っておきたいのは、「リテラシーがない」といって誰かを責めたいわけではないのだ。考えてみてほしい。一昔前の私のような世代であれば、ググればそれなりに専門家や学者の記事が出てきたり、最前線でその情報に触れている人の意見が得られた。
 いまはいかがでしたかブログ、アフィカス、企業系サイト……SEO上位を埋め尽くすのは劣悪な情報ばかりだ。誰も彼もが物事を調べないのではなく、調べても出てこない時代なのである。このような時代に「何でもかんでも自分で正しい情報を集めてきなさい」というのは酷だろう。だからこそ、情報の精度を確かめ、さらに誤った情報を積極的に訂正することが大事なのだ。


俺たちはどう推すか


 さて、隙自が長くなったので本題に入らせていただく。
 今、この、難しい状況。心がざわつくとき。推しが心配で不安なとき、どうすればいいのか?
 答えはひとつ。


 推しの配信を見ろ



 心配で不安で、どうしようもないときにやるべきは推しライバーのツイートに「不安だよ、、、」とかメンヘラみてーなリプライぶら下げて延々結論が出ない意味不明陰謀論争をおっぱじめることではない推しの配信を見ろ。今すぐそのアフィリエイトバナーがバチクソ貼られたライバーまとめだのいかがでしたかサイトにPV数くれてやるのをやめろ。推しの配信を見ろ。



推しの
配信を
見ろ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!


 推しが考えて何か決めるかも知れない。もしかしたら推しがなにか言ってくれるかも知れない。だったら伝聞であいまいなソースを聞いてグチグチ言ってもしょうがない。推し自身の言葉を聞け。推しが考えて考えて、推し自身の気持ちから出た言葉が出てくるのを待つべきだ。だから配信を見て待つんだ。
 今こそ後方彼氏面で待つべきときだろう。「フッ…俺の推しはこーいうとこ、ハズさないってわかってるぜ…」って顔して待て。推しのアーカイブを見て信じて待て。


 リスナーが要求されていることはなんだろうか。運営に言わされてるだのと証拠も根拠もないことをゴチャゴチャ捏ねることか?弁護士に凸るだの関連企業に凸ってご迷惑をおかけすることだろうか?違う、信じて待つことだ。推しと推しに関係する確たる情報を待つ。これこそがまさについ先日、リテラシーつよつよ委員長にも配信の中で求められたことだ。今一度、誰の配信が楽しくて、誰のことを信じているのか思い出すべきときだ。


 説教臭いシメになってしまったが、読者の皆様方には、これを機にどうか「情報の確かさ」を気にかけてほしい。どこからともなく又聞きした不正確な情報を鵜呑みにしては、自分が無駄に不安になるどころか我々こそがライバーを不安にしてしまうことだってありうる。
 もちろん、私もまだまだ至らぬ身、ここに書いてきたことは自戒にするつもりでもある。どうか、私とともに、冷静な行動を心がけていってほしい。




 そういえば詩子おねえさんの本人公認えちちイラストのタグあるんだってね(小声)


<了>