12garage

主にゲームと映画についての雑記。

【steam】おれは2020サマーセールのためカムバックした

 よくきたな。おれは逆噴射エイク郎だ。最近はまだ見ぬステキなお菓子のフレーバーを探してルンパランドを旅していたのだが、steamや各プラットフォームでかいさいされるサマーセールのために帰ってきた。久々に記事をかくことになる。

 ルンパランドはふしぎなところで、おれがノリノリのBGMを聞きながら旅しているとなんかトゲの床があったり決まった歩数でパズルを解かないと雷が落ちてきたりしたしホットなベイブがターン制ストラテジーを延々ソロでやっていたりする刺げき的なMEXICOだった。おれはだれも立ち入ったことがないようなところを目指していたつもりだったが、すごい勢いで岩にヤクザキックしながら突進していく白ジャケットのやつとかがいたので意外とルンパランドは秘境ではないのだろうかと訝しんだ。もしくはここはルンパランドではないのかもしれない。



 話を戻す。おれは以前steamのソフトでおすすめのやつをなんかする記事を書いたが、ずっとインターネットが引かれていないルンパランドに行っていたので最近のことはよくわからない。よっておれは最新のゲームとかではなくおれが遊んでおもしろかったゲームの話をする。サマーセールの参考にしてもいいし、しなくてもいい。パンケーキでも作りながら読め。



Subnautica



あー 一面のクソオーシャン


 サバイバルアクションゲ0ムというのはたいてい陸地からはじまる。だがこう思ったことはないか?陸地もなんもなく、ただ海に放り出されたらどうなるか・・・。それを楽しめるのがSabnauticaだ。

 このゲームは世界最強のエンジニアが6万人くらい乗っているクソデカ宇宙船が何らかの理由で墜落し、とにかく狭すぎる三角チョコパイみたいな大きさの脱出ポッドに乗り込み第一宇宙速度でトラくらいある水棲生物がめちゃくちゃいっぱいいるデンジャー海洋惑星へと垂直落下した究極無敵銀河最強遭難者が目を覚ましたところからはじまる。
 脱出ポッドからのちにレジェンドと呼ばれる究極無敵銀河最強遭難者のおまえがすごい勢いで出てみるとヤバいすぎる火力で乗ってきたクソデカ宇宙船が燃えているのが見える。ああ、おれは宇宙のよくしらん未開のド田舎惑星に墜落してひとりぼっちなんだな・・・。そんなHyper-Sentimentalisme of the Hellに浸ったり浸らなかったりする・・・そして思う、「生き延びねば」と・・・・。究極無敵銀河最強遭難者のサバイバル生活が、いま幕を開けた・・・・。


 ちなみにこのあらすじは誇張されているが、主人公が乗っていたクソデカ宇宙船は核で動いており、ねんりょう棒の被覆が墜落の影響でこわれて周囲へ核汚染が始まりかけているのでクソやばすぎる火力で宇宙船がボーボー燃えているのは一切誇張ではない。だがそれより気にすべきことがある。どうせわれら地球人がいないド田舎の野蛮な星なんかいくら核汚染しても問題はない。環境とかポリテカリーだとかは関係なく、ここはおまえがいま生きるか死ぬかのMEXICOだ。

 このゲームのおもしろいところは先にも触れたが海洋惑星がテーマになっていることだ。つまりマップの設計が地平線に沿った"横"だけでなく深さ方向といった"縦"にも広がりがある。なおかつ、探索には酸素の縛りがあるため、これをどう管理していくか考えながら進めていく必要がある。中継基地を建てたり、基地の電力の問題なども考えていかねばならない。
 しかしその縛りがあるぶん、クラフトまわりなどは必要以上に難解でなく、多少せっけい図を集める必要はあるが、ファブリケーターと呼ばれる機械に素材をぶち込むだけでだいたいのことができる。せっけい図についても見つけ次第いろんなものをスキャナーで調べておけば、必要なものは揃う。やることはいろいろあるが、プレイヤーにかかる負荷が重すぎないので程よくできることが増えていきたのしい。

 海の恐ろしさと美しさ、誰も居ない星の孤独と解放感と同じように、不便さと発展のコントラストを絶妙にあわせ飲んでおり、とてもおもしろいゲームだ。海底基地から水面を見上げたり、暗闇の砂底を光る魚が往くのを眺めるのは格別のおもむきがある。




Sayonara Wild Hearts



 これは実に爽快なゲームだ。ルチャの神様みたいな仮面をしたホットなベイブが、ブンブンエンジンを鳴らしグルーヴィーで幻想的な世界を駆け抜けていく。

 基本はジェットコースターのようにある程度決まったコ0スを進んでいくゲームだが、音楽とプレイの内容がインタラクテブになっており、遊んでいる内容が音楽とフィットしてたいへん気持ちが良い。全体的に工夫が凝らされていてステージに変化が富んでおり、そのゲームスピードもあって飽きることがないうえ、BGMはChillなものからアップテンポまで種類があり、そのどれもセンスが良い。Amazonとかでも配信されているので気に入ったら決断的に買って聞くと良いだろう。
 全体的にそう長くなく、せいぜいかかっても土日で終わるので積まずに遊べるほか、疾走感と言葉少なに感じさせるストーリーが絡み合い遊んだあとの余韻も晴れやかなものだった。


 おれはPROなのでおまえたちゲーマーはだいたい買ったゲームを積んでしまう習性があることを理解しており、そのためこうゆう短めでサッパリしたやりやすいゲームもリコメンドォーしておく。



仁王



 おれはかつて仁王をなんかソウルライクなやつだという曖昧な解釈でずっと触れずにいた・・・・しかし、その判断はまちがいだったと言わざるを得ない。
 コーエーテクモという会社は、討鬼伝もそうであるように、誰かが作り出したエポックメイキングな作品を模倣しつつ、アレンジしたり足りないところを補うのがとても上手い。そうゆうことをおれは忘れていた・・・・。

 まず仁王の良いところは、そのムチャクチャぶりにある。
 とにかく敵が強い。ザコ敵すらそれなりのバンデラスだ。そのへんの道にスタローンとかドルフ・ラングレンが生えている。マップの作りこそソウルライクだが、ボスや道中の難易度はむしろ本家より高いとすらいえるだろう。
 こういった点を、デモンズソウルやダークソウルは「覚える」ことで対処させたわけだ・・・。こいつには壺を投げる、こいつには魔法属性がよく効く、こいつには盾受けより回避がいい・・・・。武器や装備もだいじだが、どちらかというとプレイヤースキルにウェイトを置いている。

 仁王はどこに解決策をおいているか? 装備である。装備をムチャクチャ強くして対抗すればいいのである。火力を上げてパワーで殴ればよいというまったく脳筋なブレイクスルーを用意した。仁王ではオンラインシステムのひとつとして、その場所で倒れた他のプレイヤーと倒れたときそのままの装備で敵NPCとして呼び出し戦うことができる。そしてその装備をブン取ることができるのだ。やたらサブ効果がついたブッ壊れ武器をトレハンすることで、自分の火力も不思議なことになっていく。
 だから、やたらインフレした火力の敵に出くわして行き詰まったときは、クソデカ羅生門で運悪く野垂れ死んだいい装備してるやつから奪い取り、世界最強の下人よろしくこちらも理不尽に頭おかしい火力になってボコボコにぶん殴ればいい。つまるところ仁王はクソデカデモンズソウルだといえる。
 さらに鍛冶システムも洗練されていて、そのへんのおっさんから強奪してきた武器がだんだん火力不足になっても、いらない装備を使って現在のレベル相当のものに強化できたりするなどかゆいところに手が届く。

 武器の構えシステムなどに若干のクセはあるが、装備にかんしてはとりあえずなんかブン取ればいいというシンプルな答えがあり、なおかつ武器にそれぞれレアリティや能力があるのでハクスラ的楽しみもあるというソウルライクだ。パルテノン神殿くらいある家で破壊的コロナウィルスとか極限梅雨とかのため気持ち悪いくらいSTAY HOMEしまくっているときにちょうどいいゲームだとおもう。



DEAD CELLS



 テンポよく戦い、死に、戦うローグライク2Dアクションだ。

 人生には困難がつきものだ。たとえば自分の首から上がなく、なぜか独房のなかに閉じ込められているときとかがそうかもしれない。少なくともこのゲームの主人公はその状況にいる。
   牢屋を飛び出し、矢のようにすっ飛んでいくと強敵が立ちふさがってくる。しぬ。ステータスを上げてみる。しぬ。武器をさがす。しぬ。
 主人公は首がもげているわりには身のこなしが軽くやたらアクティブなので、そのスピードもあってリトライにストレスがない。その代わり死ぬときはサクッとしぬ。

 ランダム生成のマップは若干のキャッスルヴァニア感もあり、パーマネント(やりなおしても保持される)要素でアンロックすると行けるところが増えたりするなど探索要素がややある。そのステージから行くルートによって次のステージの内容も変化する。
 また主人公の移動速度や戦闘スピードが速いことからもなんとなく想像できるが、このゲームにはRTAを意しきした構成にもなっており、はやく攻略することで次のステージで報しゅうを得たりすることができゲームのテンポを良くすることに一役買っている。IGAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!

 望みのアイテムを引けるかトライする機会が少なめなのでほんかくハクスラとまではいかないが、敵を燃やすバクダンとかってに敵を撃ってくれる自動砲台を置いて自分はガン盾する畜生みたいなビルドもでき、装備どうしのシナジーを考えるRPG部分もなかなかおもしろい。武器の攻撃力もステータスによって変化するので、ヒットポイントを増やすのか、はたまた持っている武器をのばすのか・・・・。そのへんもプレイするごとに試行さく誤でき、遊びようはいくらでもある。

 良質なアクションなうえにいろいろなプラットフォームではつばいされているため、Steamer以外にもプッシュしておく。


My Friend Pedro



 そうはならんやろ!!

 なっとるやんけ!!

 みたいなムチャクチャなアクションがまかり通るB級無法地帯ゲーム、それがMy Friend Pedroだ。

 主人公は闇社会の大物に精肉店のバックヤードへ放り込まれ、くたばる直前のあやしげなマスクマン。急に目の前にしゃべるバナナがあらわれ、彼・・・・彼?に従い戦いに身を投じていく。

 フライパンを蹴り上げ撃ちまくり、回転しながら敵の脳天に穴を開け、イカしたスケボーさばきでヘリの爆撃をかわしていく。
 ビジュアルからするとなんともバカゲーであり実際にバカゲーなのだが、しかし意外とパズル要素が強く「敵を美しく倒すにはどう進むべきか?」を考えるひつようがあるんだナ。

 面クリア型の爽快アクションながら、バナナの声が聞こえるとかいうブッ飛んだストーリーと自分自身が誰なのかといったテーマも気になってくるんだナ。セリフ回しもじつにスカムで、たわけたことしか言わないバナナそのものも大概だし急にバナナの実家に招待されたりする世界観セッテイも見てておもしろいんだナ。



 スタイリッシュで気持ちいいアクションが楽しめるんだナ。みんなも遊べナ。





 いじょうだ。


 今回しょうかいしたゲームはどれもマルチプラットフォームで、PCに限らずPS4とかニンテンドースイチッーとかでも出ていたりするのでそれぞれのサマーセールで探してみるといいだろう。
 おれはプラエトルスーツを纏ってまたルンパランドへ戻らなくてはならないので、このあたりでレビューを終わる。

 ゲームといえば最新とかビッグタイトルがチョースゴイと考えられがちだが、そうではなく、サクッとあそべるやつやタイムプルーフされておもしろいゲーム・・・・そういうのもある。だから、いつだっておまえのSOUL・・・・たましいに響くゲームをLIKEすることがじゅうようだ。

 わすれるな・・・・いつでも最高のゲームは、おまえに遊ばれるのをまっているということを・・・・・。



 ・・・・やっぱりあそこはルンパランドではないのかもしれない。ツノ生えたやつがたくさんでてきておれを殺そうとしてくるし・・・・・


(逆噴射エイク郎)