12garage

主にゲームと映画についての雑記。

箱庭オーディオを組んだ

 ふと思い立ってオーディオシステムを組みました。



 いや、唐突ですね。「目が覚めたらそこは化け物が跳梁跋扈する火星の新エネルギー研究施設だった」くらい唐突な始め方でした。

 もともとパナソニックのスリムなコンポを持っており、オーディオの再生環境で困っていることはさほどなかったんですが、つい最近USB DAC*1を買ったこともありそのスペックを活かしてみたいという思いがふつふつと湧いていました。Hidizsという中国の新興オーディオ企業が作ったS9というDACなのですが、中に旭化成のAK4493eqを二基(ふだんひとつだがバランス接続時にふたつ駆動する)積んでおり、これがなかなかヘッドホンをよく鳴らしてくれます。たまらぬ音色であった。そうなってくるとどうしてもスピーカーで聴きたくなってくる……。


 そうだ、オーディオ組もう。


 「組もう」「組もう」そういうことになった。

*1:デジタルアナログ変換。データを読み出して電流の強弱に変える。早い話、こいつがデジタルオーディオの味や方向性をになう心臓部。音の出る機械にならだいたい積まれているが、パソコンやスマホに標準で入ってるのは音質より消費電力を重視したもの

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「夜に駆ける」という檸檬

 何のことはない雑記として記事を書くんですが、最近、YOASOBIの初アルバムが出たことをきっかけに聴き出しました。そういえば公開用アカウントでもプレゼンを作ったりしましたね。

 夜に駆けるを聴いたとき、すごいと思ったし、同時に気持ち悪いくらい周到な仕掛け方をしていると思いました。
 これを断片的にとはいえあのミュージックビデオを織り込んで紅白で歌い上げたわけですから、末恐ろしいアーティストですよ。


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外すことのできない白いマスク 映画「ジョーカー」感想

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I'm starting with the man in the mirror
I'm asking him to change his ways
And no message could have been any clearer
If you want to make the world a better place
Take a look at yourself, and then make a change


Michael Jackson "Man in the mirror"



 昨日のパラサイト地上波放送、面白かったですね。今日は久しぶりに映画の感想を書きます。

 タイトル通りジョーカーの感想です。正直出尽くしてるし、劇場で観てから一年近く経っているのになぜ今更記事で書くのかという思いも自分の中でありますが、昨日ふとしたきっかけでやっと自分の中で言いたいことにまとまりがついたので書こうと思いました。
 この記事は過去にフィルマークスに投稿した僕の感想をもとに再編・加筆をしたものです。

 ネタバレがあるので各自自衛してください



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雑記:チェンソーマン10巻を読んだ

 旧年中は諸々お世話になりました。

 そういえば例の記事が先週のはてなのランキングで9位を獲ったようです。ありがとうございます。
 ただこの件についてはCP2077というコンテンツが軸となってPVを動かしていただけだと思うので自分の努力とかコンテンツ力だとは一切思ってないです。あくまで僕が川に笹舟を浮かべてみたら他の人が集まって笹舟を流したというようなもので僕はすごくないのです。笹舟の作り方を考えた人と川の流れがすごいのです。

 たくさんのPVを動かしたという栄誉は僕ではなくCP2077に与えられるべきだと思うので、去年暮れに書いた三本の記事についてはこれで区切りにします。

 あと本来の目的なんですがチェンソーマン10巻を読みましたのでなんとなく思ってたこととかSNSに散らかしたことをまとめておきます。ちなみに読者さんが増えてありがたいのですが、このブログは本来こういう胡乱なことを言ってる個人ブログなので「あっ切ろうかな」と思ったら切ったほうが良いと思います。

(ネタバレがあるので読まないなど各自自衛してください)


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執筆後記 もしくは寄せ集めのブルース

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"要するに食い物を選ぶときは、よくよく考えて選ばないといけないってことだ" ― スパイク・スピーゲル



 Chippin' inを聞きながら考えていたが「岸辺露伴が似合う」という表現はなかなか扱いが難しい。高橋一生は間違いなく岸辺露伴が似合う男だ。すばらしい。しかし岸辺露伴というあきらかヤバい男を「あんたに似合ってるぜ!」というのもやや度胸のある表現なのかもしれない。つまり正しくは「岸辺露伴の役がうまい」と言ったほうが無難なのではないか?という結論におれは達したのである。


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WIREDは思い上がった心臓FLATLINEのWANKER野郎だ サイバーパンク2077にまとわりつく三流メディアの影

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Veritas numquam perit. - Lucius Annaeus Seneca

 12月27日。おれが新調したPCに向かい、Tychoくんに良からぬ思いを抱きながらぶつかって高速で吹っ飛ばされたり不便なチューブマガジンにやきもきしながらRキーを連打してマゾヒスティックな装填の喜びを噛み締めているとき、Chromeのおすすめに躍り出た記事に目を留めた。またか。またなんだな。おれは PerturbatorのElectric Dreamsを再生しながらベランダに出ると、ポケットから叶和圓を取り出し、安ライターで先を焦がしながら仮想チバ・シティへと煙混じりのため息をついた。


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おれはゲーマーの皮を被ったスカム野郎が許せねえ サイバーパンク2077を袋叩きにする自称"事情通"ども

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"Quis custodiet ipsos custodes?" - Decimus Junius Juvenalis

 2.0.2.0.年も暮れようかという今、最高にアツくて楽しいSFアクションゲームが発売された。そう、サイバーパンク2077。おれが勝手に師と仰ぐ逆噴射聡一郎氏も注目しており、おれ自身も密かに楽しみにしていたゲームだった。

 PS4で接続のタイムアウトにヤキモキしながらダウンロードを持ち、ゲームを起動した…… 最高だった。確かに最適化不足や粗はある。だが、それを補ってあまりあるストーリーがおれを出迎えた。メインクエストの面白さもさることながら、サブクエストによる世界観の肉付けも没入感を増し、チンピラから巻き上げた銃でヤバい修羅場を首の皮一枚で渡っていく……そんな世界が構築されていた。

 しかし、そんなおれのタイムラインにこんなニュースが舞い込んできた。

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