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主にゲームと映画についての雑記。

【FGO】☆4が、またおれたちのカルデアにやってくる in 2018

 よくきたな。おれは逆噴射エイク郎だ。ディビジョン2の舞台はワシントンDCに見せかけたメキシコだと予測しているが、今日はその話をするつもりはない。

 今回またおれが書くのはFGO1500万DL突破キャンペーンに際して配布される星4サーヴァントのうち、去年の対象から新しく追加されたバンデラスの紹介記事だ。他のサーヴァントについては去年も同じようなイベントォーがあったので、過去に紹介記事を書いている。そちらをみたりみなかったりしろ。

 今年も言っておくが、おれはお前たちのママではない。バブりたいなら頼光ママにオギャれ。この記事でFGOの攻略法や基礎知識について書くつもりはまったくない。もっているサーヴァントやフレンドに借りて何度か起用したサーヴァントについて書いていくが、おまえたちがそれをあてにして選んで、あとからおれに文句をつけてきてもおれは取り合わない。
 それに、ここで紹介するのは今度のイベントで配布対象になるサーヴァントのごく一部だ。「このサーヴァントーオーをしょうかいしないなんてモグリだな」とか言ってくるワカメみたいなやつもおれは知らないし、そう思ったらおまえも記事を書け。メキシコ、イズ、自己責任。わかったな。



もくじ


はじめに

 だいたい大事なことは去年の記事に書いているから今回はノータッチだ。メキシカンは多忙なのでWin-Win案件出ない限りいちいちカスタマーにアジェンダを示してリーチしたりなどしない。というかおまえたちはそのへんがわかっているとある種信頼しているので省略する。


今年の傾向について

 今回あたらしく配布の対象となったサーヴァントは、やはり新しいだけあって強力な複合スキルを最初から持っているメンツが多い。
 複合スキルをはじめから持っているということは、強化クエストをやらなくても最初からいくつかの効果を内包した状態で育成を始められ、いくらかスタートダッシュが切りやすい。場面によってふたつの効果どちらもアテにできるのもいい。
 ただし、新しいということは要求素材も最近実装された(=ストーリー後半やログイン報酬、イベントでしか手に入らない)ものを含んでいることになる。メキシコ人のマスターにとってはあたりまえのことではあるが、ニュービーマスターはこのあたりも頭に入れておくといいだろう。


セイバー

ディルムッド

 心労で胃に穴が開きそうなランサーのクラスから霊基が変更されたためか、はたまた好敵手のアルトリアと同じセイバーとなったからか、自信に満ち溢れワイルドローズのごとき堂々たる立ち姿を見せるようになった。その剣の構え方はまさしくFINAL FANT
ASYの英雄フリオニール

 HPとATKの配分がよく、スキル面でも元ランサーのサーヴァントらしく"魔力放出(跳躍)"といった回避効果などを持ってきており、ここぞというときに敵の宝具を避けやすい。さらにこの回避スキル自体が複合スキルであり攻撃面も強化できるので、「敵の必殺の一撃を避けながら強化した宝具を放つ」といった芸当も可能。これを最初から持っているというのはなかなかにありがたいことである。
 要求素材は少々重たいが、第一部で揃えることができるものでまとまっているのでイベントでも入手しやすいだろう。バランスの良いセイバーを迎え入れたい人には、なかなか魅力的なサーヴァントと言える。

柳生但馬守宗矩

 ろこもこ。

 例のランスロットと同じくArtsカードにジャンジャン星をふりかけてドカドカ食うクリティカル中毒おじいちゃんであるが、先程のフリオニールマンと同様に攻撃に関する複合スキルが多い点、そして回避効果を持っている点が特徴となる。
 おじいちゃんなので頻繁に座らせて足腰を酷使させるのは心が痛むが、様々な場面に応じてスキルの使い分けができる器用さはどことなく生前の辣腕を思わせる。高性能老人である。
 スキル3でNPもいくらか自活できるので戦闘面では弱点の少ないセイバーだが、育成面においてやはり亜種特異点出身らしく、再臨やスキル強化に必要な素材が1.5部準拠であるところがかなり痛い。イベントなどで蓄えがあったり、これから貯蓄できる見通しがあれば選択しやすいかもしれない。

アーチャー

アーチャー・インフェルノ

 人生においては、ときに見て見ぬふりをすることが優しさとなることもある。たとえば、聖杯戦争、特に七番勝負という特殊な環境を考えて真名を伏せているが鎧の草摺に思いっきり有名な紋を掲げてしまっている女性を前にしたときなどがそうだ。今こそ我々の優しさが問われている。

 一見、攻撃特化型のサーヴァントに思えるが味方の攻撃力や自分の宝具威力を上げつつ、HP増加やガッツ付与まで持っているので非常にうまく立ち回っていくことができる。宝具も単体に向かってなんかこう………なんか……急に投げ技の名前を忘れたが………魔猪だろうがグガランナだろうが敵の首根っこをひっ掴んでぶん投げるという大変バンデラスな組み討ちを仕掛けるもので、なかなかの高火力を叩き出すことも可能だ。

 ただやはり惜しむらくは、りゅーたんと同じく素材が1.5部準拠であることで、イベントなどで備えてある場合でなければやや初心者に勧めづらいところがある点だろうか。

ケイローン

 やばいバフおじさん。味方にやばいバフをわかりやすくかけてくれる。
 クリティカル関連を強化するのもなかなかエゲツないところだが、スキル3のバフはエレナ同様誰にかけても強化できるというとんでもない代物であり、FGOのインテリは総じてどこかブッ壊れていることを教えてくれる。Busterキャラにかければ火力が上がるし、ArtsキャラならNPがモリモリたまるし、Quickキャラなら星がボロンボロン出る。
  比較的新しいサーヴァントでありながら、ケイローンの素材は意外と第一部で取得できるものに収まっているので、ある程度なら修練場でがんばって稼いだりすることもできる。もし味方を強化するアーチャーが足りないなら、ケイローンの起用を考えるのもいい。


ランサー

哪吒

 ナタタイシ。史実では少年神であるがFGOでは女性。なぜ女なんだ(困惑)

 まずFGOでよく言われていることだが、「槍鯖は魔境」という言葉がある。
 これは哪吒に限らず槍鯖はなんかしらヤバイところがある奴が多く、たとえばやたら回避を貼りまくる釣りキチ三平星をジャカジャカとマイニングして自己バフかけて敵を殴打するイカレ坊主などが存在する。どいつもこいつもどっかおかしいのだ。

 哪吒の場合はまず第一スキルがヤバイ。なぜか知らんがQBどちらも強化しながらクリティカル威力が上がる。なんで?
 それぞれにかかる倍率自体はそれほどでもないとはいえ、「同じバフを重ねがけするより異なるバフを組み合わせると威力が上がる」というFGOの仕様を加味すると、QuickやBusterに星を集めた状態でクリティカルするとまあまあ面白いことになることがわかる。もちろんクリティカル狙いでなくても、攻撃強化めあてでポンポン使っていけるため様々な場面で腐りにくい。
 さらに面白い点としては、哪吒の宝具にチャージレベルによる宝具威力アップがついていることである。ふつう、この手の宝具効果は宝具レベルに依拠するが、単純に仲間の宝具とチェインするだけで威力を上げることができるのはなかなか興味深いところだ。
 育成面においても、ただ再臨を重ねるだけなら第一部で入手できる素材で対応することができる。初心者でも一考の余地はあるサーヴァントと言える。
 

ワルキューレ

 再臨演出がやたら豪華なサーヴァント。三体で一体の霊基となっている。僕はオルトリンデちゃんが好きです。

 正直、火力面はいまいちなところで、単純な殴り合いをやらせるにはやや厳しい場面が目立ってくる。
 しかしスキル2の「白鳥礼装」で回避と同時に弱体無効をかけられるのが非常にインチキくさく、一回限定ではあるがデバフで搦め手を狙ってくる敵をバチバチにメタれる和マンチである。おまけにダメージカット、スキル3「運命の機織り」で少量のNPと回復と星生産までついてくる。オーディンの性格が透けて見えるような気がしてきたな。
 上記のスキルからギミック戦に強く、一部のイベントやストーリークエストでやることになる「デバフを弾いたり回避を貼る必要がある、正攻法が通じない戦い」にはよくマッチする。火力が出ず短期決戦には向かないので序盤の戦闘ではロースピード感があるが、だいたい円卓くらいまで進んだマスターなんかにはわりとオススメできる。必要に応じて選択肢に入れるといいだろう。


ライダー

 今回は追加された新サーヴァントがいないのでカットする。
 しかしライダーのクラスはランサーと同じくらい魔境なので、ライダー戦力が足りないなら候補から誰かを迎え入れてもいいだろう。


キャスター

キュケオーンオケアノスのキャスター

 なにかを混入させた麦粥を推してくることで一躍有名となったキャスター。また、ファンの間で創作される怪文書を公式がわざわざ新たに書き下ろすほど負けヒロイン力にも定評がある。

 いかにもネタの尽きないイロモノサーヴァントに見える上、実際にやってることも「おいキュケオーン食わねぇか」なのでやや怪しまれるものの、真面目に戦闘において優秀なキャスターである。
 宝具の豚化がデバフとして特に優秀だが、それを除いても単体宝具であるためにそれなりの火力が見込め、「宝具ぶっ放して殴る役」としても魅力がある。ただしキャスター共通の悩みとして通常攻撃が少々貧弱である感は否めないため、うまく礼装や第一スキルの「高速神言」を使って宝具の爆発力につなげたいところだ。バーサーカーと一緒に組ませて平時の火力を補うのもいいだろう。
 また第三スキルによる全体弱体解除はめちゃんこ強力で、特に高レベル帯での戦いではパーティにいてくれると安定感が全く違う。キャスターがよく相手にするであろうアサシンはとくにデバフをぶっかけてくる連中が多いため、対サーヴァント戦で活躍する機会は多い。

 素材に関しては原初の産毛が若干めんどくさいが、再臨程度ならとくに1.5部でしか手に入らないものは使わないので初心者が受け取るキャスターとしてもなかなかアリな選択肢だと言える。

 おみまいするぞー!!


ミドラーシュのキャスター

 つい最近ニューヨークで不特定多数に乳を突かれまくった因果なキャスター。まあそれだけの代金は取っているのでWin-Winと言えなくもない。

 スキルでバフをバンバン積み重ねるキャスターでありながら、宝具で単体にキャスターとしては大きめのダメージを与えつつデバフを貼り付けるというとにかく悪辣な残虐ファイトを仕掛ける武闘派超人だ。スキルが非常にシンプルなので特に何か言うこともない。シンプルなやつはつよい。そういうことだ。サポートではありつつも殴り役を兼ねさせることもできて使い勝手は良い。
 ただし防御に関するスキルがないので、イベント周回中に対バーサーカーをやったりするときには細やかな配慮が必要になる。また、育成の途中で再臨のために鉄杭が必要になるため、そのへんも考えておく必要があるところがネックだ。  


アサシン

アサシン・パライソ

 かなり際どい格好から始まってだんだん布が増えていくサーヴァント。お腹を冷やすと良くないのでどんどん着てほしい。

 アサシンのクラス倍率のこともあり、正面から正攻法で戦うことは難しいが、第二スキルで呪いダメージをつけていくことで数字自体は安定して出すことができる。呪いダメージは防御バフを無視するので、スキルでやたら硬くなる相手に対して有効である。
 アサシンに必要とされる回避スキルもしっかりと持ち合わせているので、メイン火力を別に用意しつつ耐えながら戦う状況に向いていると言える。
 要求素材として再臨に勾玉を要求するのが重たいが、まあこのような搦め手キャラを必要とする頃にはだいたい揃っているだろう。初心者というよりはなれてきたマスターにおすすめしたいところである。


加藤段蔵

 感度3000倍っぽい忍び装束に身を包んだからくりニンジャだ。サスケェ!

 ニンジャなのでとにかくスキルことジツがエゲツない。
 第二のジツでコタローくんと同じく味方に回避を貼ってやることができるが、さらに第三のジツで無敵を貼ることができる。これが実際ヤバイ級のワザマエであり、FGOの仕様とよく噛み合ったスキル構成である。
 そもそも回避や無敵は重ねがけができず失敗判定になるが、回避と無敵を別々にかけて保持することはできる。なので「回避を貼ったはいいが相手が必中を使ってきそうだ」という場合にとっさに無敵を味方にかけることもでき、大幅に事故を減らすことができる。また当たり前だが一度に両方使う必要もないので2ターンにわけて味方を保護することもでき、バーサーカーのタフネスを大幅に向上させてやるといった使い方も可能だ。ゴウランガ!
  ただ、無敵貫通は回避と無敵どちらも無視してしまうのでこれに対しては注意したほうがいい。再臨素材も魔術髄液というバイオインゴットを要するため、イベントォーでマンゴーもぎ研修をして稼がなくてはならない。
 サイバネニンジャはなにかと大変なのだ。


バーサーカー

アタランテオルタ

 モフ感の強くなったアタランテ。

 アーチャーのクラスで持っていたスキルをベースに、クリティカルを狙っていけるバーサーカー。そもそもバーサーカーは星が吸いづらくクリティカルしにくいため、自前で星を吸ってバーサーカー倍率でぶん殴れるのはありがたい。「アルカディア越え」のQ強化とあわせるのも興味深い。
 同じクリティカル系サーヴァントで配布の対象になっているランスロットと違うのは、特に第三スキルに回避を持っている点だ。バーサーカーにおいて自前回避の存在は非常に大きい。他キャラでバーサーカーを守るためにはタゲ集中を使ったり防御力をバフしたりする必要があるが、本人が自前で回避を持っているなら他のことに枠を回せるのだ。
 クリティカルダメージを重視するなら第三スキルは温存したいところだが、いざ事故りそうになったらとっさに守れるというのは保険がかかっているような安心感がある。
 育成面では黒獣脂がかなり足を引っ張るが、それだけの価値はあるサーヴァントと見ていいだろう。



おわりに

 今回は追加分に絞ったのでややスリム、逆噴射成分をかなり削いだあっさりした紹介記事になったが、育成面では素材が結構重要であることを書いたりしたので、結局なんか書くのに2日くらいかかってしまった。メキシコは時間の流れがつねとは異なるので仕方ない
 従来のサーヴァントを熟成させスキル強化までもっていくか、新サーヴァントのスタートダッシュを切りやすい複合スキルを取るかはなかなか判断が難しいところであるが、自分の都合を考えつつトレードオフしていくといいだろう。
 もちろん好みで選ぶのも良い。おれは段蔵ちゃんと一緒にバベッジいんぱくとに乗ることにしたのでこれから法螺貝を吹く練習でいそがしい。まあ、うまくやれ。

 おれの伝えたいことは、いじょうだ。