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主にゲームと映画についての雑記。

【R6S】完全に私見で選ぶおすすめオペレーター2021年9月度版

 久しぶりにレインボーシックスを起動してリハビリしていたところ、新シーズン到来やセール、フレンドが新規に始めたこともあり「なにかまた書こうか」と思い立ち、なにかと名声やクレジットを使うため解除に迷う追加オペレーターについてインプレッションを書いていくことにした。
 実は大昔に初心者向け記事を書いたりしたことがあったのだが、さすがにそれももう古いし、なにより記事を書いて文にすることで自分の中でオペレーターへの理解を深めるのもいいと思った。

 先に断っておくが、この記事ではせいぜいクリアランス90程度で万年シルバーの大してうまくない自分の感覚をもとに書いていくので、話半分で読んでほしい。
 ガチで参考にするならアットウィキが比較的中立的な立場でわかりやすいため、そちらをアテにすることを勧める。

 


もくじ


 

 まず本記事では、


  • 初心者にとって使いやすい(のではないかと考えられる)オペレーター

  • 少し慣れが必要だが、強いオペレーター


 この2段階に区分して、自分の意見や体験をまじえつつ、それぞれ攻撃側と防御側で数人ずつ紹介していこうと思う。
 使いやすさを評価するときの基準としては、「求められる役割がかんたんに達成できるか?」「アビリティが場所を選ばずに使えるか?」「使うにあたり必要な知識量は多くないか?」を中心に考えている。
 また、初心者向け記事なのでただ単に使いやすいオペレーターだけに絞って書いておこうかと思っていたが、敵として相手にすることもあるし、今後難しいオペレーターもさわってみることもあるだろうと考え、参考程度にやや扱いのむずかしいキャラにも触れておくことにした。



初心者にとって使いやすいオペレーター

攻撃側

JACKAL

 防衛側オペレーターの足跡を可視化し、スキャンすることにより(回数制限はあるものの)敵の現在位置を探知できるオペレーター。


 まあまずコイツが激烈に強い。

 たとえどんなマップだろうが、防衛側オペレーターが動き回ればかならず足跡が残る。ひとむかし前のSNSで他人のプロフィール見に行ったときくらい確実にあしあとが残る。JACKALはこれを見ることができるため、どこのどういう構造のどんなマップでもこのアビリティが腐ることがない
 スキャンすることで相手の現在位置を探知できるのも相当強いが、ただ単純にバイザーを有効化するだけでいくらでも足跡を見ることができる。バイザーを使うこと自体に関してはとくに回数制限はないため、MUTEなどに妨害されでもしないかぎり単純に敵が近くにいるかどうかくらいならノーコストでじゃんじゃん知ることができるという寸法だ。
 ちなみに足跡は、色が赤に近いほど最近のもので、青に近いほど時間が経ったものという区別がされている。

 ただ使って地面を見ればよいというまったくクセのないアビリティでありながら、自分の今いる位置の周辺が安全かどうか大雑把に知ることができるため、初心者にはかなりおすすめのオペレーターと言える。さらにサイドアームとして短射程ショットガンを持てるため、強化されていない壁や落とし戸をかんたんに壊すことができる。
 ただしめちゃくちゃ使いどころがあるがゆえにランクマッチとアンランクマッチでは確実にBAN*1される。せっかく解除したのにランクマッチで選択できねえじゃねえか!といった事態もままあるので、それを考えるとだいたい二番手くらいにおすすめしたい立ち位置ではある。


NOMAD

 設置すると敵を検知したとき衝撃でぶっとばす非殺傷グレネード、エアジャブを発射することができるオペレーター。


 エアジャブは食らった相手を問答無用で吹き飛ばし、完全な無防備にすることができる。確かにこれ自体にダメージ判定はないが、ぶっとばされている相手を好き放題撃てるので、自分の目の前で引っかかった敵は確実に殺すことができると言ってもいいだろう。
 たとえば敵が通ってくるのを予防する目的でドア付近に仕掛けてもいいし、ディフューザー設置後に敵チームへの牽制かつ時間稼ぎとしてワナを張っておくのもよい。どちらにせよ引っかかった敵は問答無用であとは皆様のおもちゃにされる。

 自分の通ってきた道の安全確保に使ってもいいし、敵が潜伏していそうな部屋の出入り口に仕掛けて「おまえはもうそこから出てくるな」と嫌がらせしてもよし、あと少しで勝てるときのダメ押しにも使える、汎用性の高いトラップと言えるだろう。NOMAD自身の武器も装弾数が多めのAK-74、扱いづらいが瞬間火力の高いARXを持っており、使いやすい部類のオペレーターだ。
 ただしエアジャブの弱点はとにかく明るい黄色のランプがついていることで、もし見つかれば確実に撃って壊されると思ったほうがいい。仕掛け方がとても重要なガジェットなので、考えて配置しよう。


GRIDLOCK

 展開式のスパイクニードルを放り投げ、その上を通った敵にダメージと移動速度低下を与えることができるオペレーター。


 今の御時世、あんまり人の見た目でいろいろ言ってはいけないが、どう考えても強そうなオーラを発している。そして実際に強い

 ガジェットである「トラックススティンガーズ」は踏むと非常に痛そうな見た目をしているが、味方には当たり判定がないので遠慮なくどんどん置いていい。放り投げるとシャコシャコと周囲に展開し、かなり広い範囲にトゲをまき散らす。非人道兵器マキビシ!

 こいつは敵の移動路を塞ぐためにノリでポイポイ使っても問題ないが、とくにディフューザー設置後に部屋の入口などにしこたま仕掛けておくと防衛側に悪夢を見せることができる。
 これをやられると本当に最悪だ。防衛側はさっさとディフューザーを解除しにいかなければならないが、ちまちまとトラックスを撃って壊すか、ダメージと移動速度低下を覚悟で突っ込んでいくしかない。前者を選べば時間がかかるうえに銃声で自分の位置が確実にバレるし、後者はそのときの体力次第でダウンしてしまうリスクがある上に動きが遅いので圧倒的に攻撃側から撃たれやすくなる。防衛側にしてみるとヨコオゲーのマルチエンディングくらい何を選んでも嫌な結果が返ってくる

 持っている武器もかなり素直な部類で、一般的なアサルトライフルのF90と、60発装填でリロードが比較的早いライトマシンガンのM249を装備している。特にM249はだいたいの敵位置がわかっていれば装弾数にあかせて決め撃ち*2しながら突っ込んでいくプレイもできるため、なかなかバカにできない制圧力がある。

 欠点としてはGRIDLOCK自身の足の遅さが挙げられるが、トラックスが相当な足止めになるため、工夫して使えば相手のほうが機動力で勝っていても完全に封じながらねじ伏せることもできる。プレイヤーの機転次第で柔軟に使えるオペレーターと言えよう。


防衛側

MELUSI

 低周波を発して周囲の敵の動きを鈍らせる、"バンシーソニックディフェンス"トラップを持ったオペレーター。


 まず何がいいってこのガジェットはとにかく置き場に困らない。敵が通りそうであまり気づかれない物陰にコソッと置いておけばいい。

 敵の移動速度を落としながら大きな音を発生させるため、有刺鉄線の効果に敵探知アラームを兼ねる非常に便利なガジェットだ。曲がり角や入り口の死角にでもペタッと貼り付けておけば、ウカツに突っ込んで来た敵にてきめんに効く。
 さらにこのバンシー、効果が発動していないあいだは防弾カバーで守られているので撃たれても壊れない。近接攻撃を当てるか爆発物を当てる、もしくは起動中に装置中央を撃たないと壊すことができない。猛烈にイヤらしい。
 設置場所はべつに適当でもいいが、敵の足をにぶらせる都合上、味方がその敵を撃って倒せるような場所に仕掛けておくのがベストだろう。障害物をのりこえたり、ラペリング突入直後はとくに無防備なので、窓枠の下にペタっと貼っておくのも面白い。

 そこへもうひと工夫加えるとするなら、しゃがんで仕掛けるなどして足元あたりの低めにつける。仮にバンシーが起動して攻撃側オペレーターが壊そうと考えた場合、銃口が下に誘導されるからだ。銃口が下を向くと目の前に敵が現れても頭を狙うのが一瞬遅れる。「FPS初心者は下を向きたがる(のでヘッドショットができない)」と言われる原理と同じ。カプカンが侵入阻止デバイスを足元に仕掛けるのとおなじテクニックで、相手がヘッドライン*3に据えた照準を乱すことができる。

 MELUSI自身の"足が速い代わりに打たれ弱い"というステータスさえ理解していれば、非常に扱いやすいオペレーターだ。


LESION

 刺さった相手に継続して毒ダメージを与え、スプリントできなくなる毒針地雷を設置できるオペレーター。


 置 く だ け G U

 ハイ、やはりこのオペレーターもガジェットは置くだけ。敵の通りそうなところに投げる!!終わり!!!
 というのは大げさすぎるがやることが非常にシンプルなオペレーター。毒針地雷のGUマインは設置すると半透明化して見づらくなるため、例によって窓枠の下に投げておくもよし、入り口に投げておくもよし、どこかあなたが思いついたイヤミったらしい場所に置くもよし。開幕でバリケードぶっこわして建物外にぶん投げておくのも結構。ひっかかった相手は針を抜くアクションをとらないとスプリントできないうえにチクチクと小ダメージを食らい続ける。

 気をつけるべきことは多くないが、GUマインは時間経過で所持数が増えていくため、あんまり命を粗末にせずできれば長く生き残ってたくさん仕掛けたい。
 ちなみに昔よく知られた運用法としてFROSTのウェルカムマット付近に仕掛けておく瞬殺コンボ*4があったが、現在はアップデートで使えなくなってしまったのでマット近くに置かないように注意しておくこと。

 持っている銃が素直で使いやすいほかピストルのダメージが地味に高いので、SMGの弾切れ時にピストルに持ち替えそのまま削り切るという戦法も有効。総じてやることを覚えやすいオペレーター。


ORYX

 "レマダッシュ"で微ダメージと引き換えに未強化の壁、バリケードを一瞬で突き破れるオペレーター。


 「シンプルなヤツほど強い」というのは承太郎の言だがORYXもそれに当てはまる。ただ壁をぶち破るだけながら使い所を心得ていると洒落にならない。

 たとえば自分の実体験を挙げるとすると、こんなことがあった。カフェ・ドストエフスキーの爆弾解除でFUZEを使ってラペリングしつつクラスターチャージを撃ち込んだときだった。突如として下の階からバリケードをぶち破ってORYXが飛び出し、ラペリング中の自分に向かって一瞬で奇襲を仕掛けられアッという間にやられてしまった。
 たとえば普通のオペレーターがバリケードを撤去して同じように狙いに来たなら、いくらか時間がかかるし多少は音でわかるのでこちらも気をつけようがある。いやしかしORYXは速かった……。こちらとしても非常に勉強になる使い方だった。

 つまりORYXのレマダッシュは、だいたいの敵の位置を把握しているときに奇襲を仕掛けるには最適なアビリティと言える。ラペリング音はもちろん、バリケードを破る音や足音でおおよその敵の位置がわかっているとき、レマダッシュでうまく敵の後ろを取るように突っ込めば先手を取ることが可能というわけだ。
 無論、敵が待ち構えているところに真正面から突っ込めばやられるのでそこは匙加減によるが、極めて強力な裏取り能力と言える。
 さらにORYXは落とし戸を登ることができるので、わざわざ階段をドタドタ登って上の階にいる攻撃側オペレーターに頭を撃たれるという事態も避けることができる。

 また限定的な状況だが、MONTAGNEの展開シールドに対してレマダッシュで突っ込むとガードを破ってスタンさせることができる。使い所はそう多くないだろうが、厄介なモンタを簡単に潰せる稀有な能力である。

 使い方はプレイヤーの発想によるが、能力そのものはとても単純な移動スキルであるためおすすめできる。マップ構造を理解するとさらに行動の幅が広がっていく。


少し慣れが必要だが、強いオペレーター

攻撃側

AMARU

 ラペリングポイント、落とし戸に下から打ち込むことで素早く登ったり、バリケード窓に打ち込むことで一瞬で突入できる"ガラフック"を擁するオペレーター。


 まあなにしろどこから入ってくるかわからん敵ほど防衛側にとって嫌なものはない。ラペリング音がすれば防衛側は外に飛び出してそこを叩きにいけるものの、ガラフックは届きさえすればラペリングもなくサクッと上階に侵入されてしまう。さらに落とし戸を登られるのは厄介きわまる。

 またしてもだが、カフェ・ドストエフスキーを例に考えてみる。3階に爆弾が配置されたとする。このマップは屋上に天窓があり3階を撃ち下ろせるため、非常に守りづらいことで有名だ。そのため3階に立てこもるより、防衛側はわざと落とし戸を開通して2階に降り、回り込んで攻撃側の背後をとったりすることがある。この落とし戸をたとえばディフューザーを持ったAMARUに見つかったらどうなるだろうか…。
 運悪くその落とし戸を誰も見張っていなければ、サクッと登られて天窓から見える位置にディフューザーを仕掛けられ、屋上からガッチリとロック*5されるという最悪のシナリオが浮かんでくる。

 そんなわけでAMARUはマップを良く理解しているプレイヤーが使うとえげつなく強い。マップごとにどのあたりに落とし戸があるか、どこから侵入すべきかを熟知しておく必要があるのであまり初心者には勧められないが、参考までにそういう戦い方もある。


ARUNI

 投擲物を破壊、もしくは触った敵にダメージを与えるレーザーフェンスを配置できるオペレーター。


 ガジェットのスーリヤ・ゲートは正直なところ、一回作動するごとにランプを撃って再起動しなければ使えないなど若干微妙なところが目立つ。味方がゲートの近くにいると無効化されるというのもやや痛い。
 しかしARUNIにはもうひとつ特徴があり、義手のパワーにより近接攻撃で壁を中程度破壊できるという長所がある。

 これは攻撃側で言うSLEDGEに似た運用ができ、壁をすばやく破壊していわゆる工事をしたり、他にも目立ちにくいところを殴って穴を開けてそこから壁の向こうを見張るという手もある。ARUNIはちょうど威力の高いマークスマンライフルを持てるので、壁の足元をちょっとだけ破壊してそこからこっそり狙撃するとなかなかイヤらしい。
 あくまでショットガン程度の破壊力なので、立ったまま通れる大穴を一瞬で開けられるSLEDGEインパクトグレネードほど開通力はないが(そうは言ってもまあショットガンみたいなパワーしてる義手付けた女性は怖すぎる)、単に近接攻撃を繰り出すだけであるために弾薬消費もなければハンマーに持ち替える隙もない。ノーコストで素早い工事が可能なところは驚愕に値する。

 持っている武器も先程挙げた通りセミオートのマークスマンライフルとレートが非常に高いサブマシンガンなので使いこなせれば一瞬で相手を沈められる。立ち回りやルートを自分で考えることができれば相当強い部類のオペレーターではないかと思う。


おわりに

 最後に言うことでもないがオペレーターはどれを使っても良いと思う。結局のところ選択肢は多いほうがいいしいろいろなオペレーターを使ってこそ見えてくる部分もある。べつに役割が多かったり難しそうなオペレーターでも使ってはいけないということもない。
 というよりむしろHIBANAでブリーチングしたりといった役割を背負うと意識してどこの壁を割るか考えたりするため、操作自体に慣れてきたら難しいオペレーターにトライすることでより自分の腕に磨きをかけられる。

 もっとも、貴重な名声やR6クレジットを消費してオペレーターを解除する以上それを惜しむのはまあ当たり前だと思う。この記事にとどまらず、プロプレイヤーの情報や信頼が置けそうなサイトを探して多角的にオペレーターを吟味するとよいだろう。
 今回、自分が書いた記事ではとくにアビリティに注目して紹介したが、KALIのようにやたらクセのある武器を持っているオペレーターもいる。そこも含めて調べてみることをおすすめする。

 また、一気に解除してしまいたい場合はセールのときにアルティメットエディションを買うというのも手だ。各種ストアのセールやキャンペーンをチェックしておくといいだろう。


 長い記事になってしまったが、参考になれば幸いだ。

<了>

*1:ゲーム開始前に互いのチームが禁止オペレーターを投票で決めて、その試合中は選択できないように除外できるシステム。アカウントBANとは関係ない

*2:敵がおそらくこのあたりにいるだろうという想定で撃ちながら覗き込む戦法。いわゆるめくら撃ちに近いのでややリスキーだが、絶対にこちらが先手を取って撃っている状況を作れるのでダメージレースでは非常に有利

*3:ヒトの頭部があるあたりの高さに水平に引いたライン。そのあたりに常に照準を合わせておくことでヘッドショットがしやすくなる

*4:FROSTは踏んだ相手を確定ダウンさせるウェルカムマットを持っているので、そのマットの近くにGUマインを置くことで敵がダウンした瞬間にマインが刺さり死を確定させられる。これで蘇生されるのを確実に防げるという戦術があった

*5:ロック……入り口、通路やディフューザーを見張って待ち構えている状況